四十肩や五十肩は、別名「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩周辺の軟部組織が炎症を起こし、痛みによって肩の動きが制限される状態を指します。典型的な症状として、ある日突然肩を動かした時に強い痛みが発生し、その痛みが肩だけでなく、腕や指にまで広がることもあります。また、夜間に痛みや痺れが生じることもあります。

主な原因は、年齢に伴う肩周辺の軟部組織の柔軟性低下と姿勢の不良（肩甲骨の位置異常や背骨の歪み）です。当院では、柔軟性の低下した肩に対するリハビリだけでなく、肩甲骨と背骨の矯正を行うことで、早期の痛み軽減と再発防止を目指しています。

四十肩・五十肩は「炎症期」「硬結期」「融解期」と、症状が段階的に変化していきます。肩の痛みが出て、初期のうち（症状が進む前）に施術を開始することが早期回復につながります。特に、痛みの強い「炎症期」の段階から施術を始めることで、「硬結期」に肩が硬く動かなくなってしまう状態を防ぐことができます。